ホンダは日産との経営統合に「半身の構え」。「やりたくない」のが本音?
23日、ホンダと日産(三菱自動車)の経営統合の概略が発表されました。ホンダ社長は「救済ではない」と明言し、共に期限を定めて持ち株会社化を成し遂げる。これには、単独で利益を上げることが必須。日産にとってはリストラが絶対条件です。
基本合意書
基本合意書には「(日産の)ターンアラウンド(再建のための事業構造改革)の取り組みが着実に実行されることを前提に」とある。成就しないならば、違約金1000億円の支払いが生じます。
違約金1000億円
日産とホンダは基本合意の有効期間中に、第三者との競合取引を禁じる独占交渉権を設定しています。解約手数料は1000億円です。両社トップはホンハイとの関係を否定しますが、第三者の存在を意識した動きとも見て取れます。あるいは、ホンダが儲けるための仕掛けかも…。
所感
私が感じるのは、ホンダは第三者から日産との統合を示唆されたのではないか、極論すれば、半ば強制されたのではないか。その第三者とは日本政府でしょう。さもなければ「いいとこどりを目指したのではないか」と感じる次第です。
半身の構え
この合併話は、日産の方に成就しないマイナス面が強いと感じました。最悪は『流れる』でしょうね…。言い切ると、ホンダは日産と経営統合に半身の構えなのです。
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