サムスン、「ADR発行検討せず」 米国上場の報道を否定❗️

公式アナウンスで否定する

 韓国サムスン電子は2026年7月14日、​米預託証券(ADR)の発行を‌通じた「米国上場の可能性」について初期段階の検討を行って​いるとの「報道を否定」し​た。
 ブルームバーグは関係者の話として、サ​ムスンが複数の銀行と予備​的な協議を行ったが、計画を進める‌かど⁠うかはまだ決定していないと報じた。協議はごく初期の段階にあり、ADR上場に​至らない​可能性も⁠あるという。

検討するにはしたが...

 報道に拠ると、サ​ムスンは過去にADR発行の可​能性⁠を検討したものの、最終的に見送った経緯がある。し⁠かし、​ライバルのSKハイ​ニックスが米国上場を果たしたことを受け​て、再検討しているという。(ロイター)

サムスン、「ADR発行検討せず」 米国上場の報道を否定!

今、手元資金が潤沢なので...

 サムスン電子が米国預託証券(ADR)発行によるナスダック上場説を強く否定した。147兆ウォン(約16.1兆円)に達する潤沢な現金性資産と多角化された事業構造により、あえて米国市場の厳格な開示義務や集団訴訟リスクを負う必要はないとの戦略的判断だ。

しかし、未来志向で取り組むかも...

 但し、SKハイニックスのナスダック上場により、米国の個人投資家のアクセス面で格差が生じたことは重荷となる。この解決には「ADR発行」に縋る他ない。
 サムスン電子が既に上場しているロンドンGDRは米国の個人投資家が取引できず、取引単位も高い。
 このため市場では、新株発行を伴わずに既存株式で上場する「レベル2」ADR方式が、将来的に現実的な代替案になり得るとの分析が出ている。

既存の「ロンドンGDR」は...

 サムスン電子の既存のロンドンGDRは、米国在住の個人投資家が購入できない。
 米国では1億ドル(約160億円)以上の証券を保有・運用する大手機関のみが「適格機関投資家」の資格でGDRを取引できる。しかも取引単位が高く、誰もが容易く出来るものではない。
 普通株GDRの1株は韓国国内の普通株25株を代表し、15日の終値基準で4,402ドル(約72万円)で取引を終えた。個人投資家がアクセスするには参入障壁が高すぎるのです。

SKハイニックスの米ADRは...

 一方、SKハイニックスはADRを通じて、米国の個人投資家にまで投資家基盤を広げた。米国はロンドンよりも人工知能(AI)半導体銘柄に対する取引や分析が集中した市場だ。
 ナスダックによると、昨年のナスダック100におけるテクノロジー業種の平均比率は61%で、テクノロジー業種が全体の収益率に占める寄与度は88%に達した。

将来、サムソンが米ADR発行へ進むとするなら...

将来、サムソンが米ADR発行へ進むとするなら...

  •  サムスン電子が実際にADRを推進する場合、新株発行を伴わずに既存株式を基に米国の正規取引所に上場する「後援型レベル2」方式が有力な代替案として取り沙汰される。
  •  レベル2方式は、会社に新規資金は流入しないものの、米国の投資家が現地の証券口座でドル建てでサムスン電子の株式を取引できる経路を設けることができる。
  •  ADR1株が韓国国内の原株何株を代表するかを新たに定められるため、取引単位を引き下げることも可能だ。
  •  韓国国内ではKTやKB金融、ウリィ金融などがこの方式を通じて米国市場で取引されている。

原株との株価乖離の懸念が...

  •  SKハイニックスのADR上場は、韓国国内外の株式市場に新たな変動要因として作用している。
  •  SKハイニックスADRは上場初期から韓国国内の原株と大きな価格乖離を見せ、混乱を大きくした。
  •  ADRは一時、ソウル上場株式より50%以上高い価格で取引されたこともあり、15日には前日27%急騰した後、9%急落するなど、激しい変動性を示した。

編集後記

 見栄っ張りで、世間体を重要視する「韓国企業サムソン社」は、いずれ「SKハイニックス社」に対抗するかのように『米ADR証券』を発行することでしょう。
 その際は、しばらく静観した後、私は手に入れたいと思っています。税制面でも、ウォンではなくドルに限ります。