次回(7/22)に向けたアルファベット四半期決算記事...

 アルファベットはアメリカ東部時間22日午後4時30分(日本時間23日午前5時30分)に決算会見を開く。
 アルファベットの2026年4-6月期決算発表は人工知能(AI)サービスの稼ぐ力が問われそうだ。米国株だけではなく、混濁する日本株への影響度合いも大きいと考えられている。
次回(7/22)に向けたアルファベット四半期決算分析...

4~6月期に関する事前予測

 ブルームバーグのまとめによると、アルファベットの4-6月期に関する事前予想は、総収入が前年同期比21.3%増の1169億ドル、1株当たり利益(EPS)が25.1%増の2.89ドルになると見込まれている。
 予想通りになれば、総収入の伸び率は前四半期(1-3月期)の21.8%増からわずかに減速。1株当たり利益の伸び率は前四半期(81.9%増)から大きく低下する。アルファベットの前四半期の1株当たり利益は非公開企業への投資の評価益の増加で膨らんでいた。(IG証券)
 アルファベットは2020年以降の四半期決算のうち、総収入が市場予想を超えられなかったのは3回。1株当たり利益では4回、市場予想を下回った

アルファベット決算の推移

クラウド事業の収益性が焦点

 企業各社にとって、AIに投下する費用削減が急務となって来ているとのこと。とくに、中国系企業のAI利用費が安上がりで、米国大手のAIとの「価格競争」が始まっているとされる。但し、正直なところ「事実が何処にあるのか」分からないが...
AIサービスをめぐっては世界の有力AI開発企業の間での価格競争が始まっているとみられており、投資家の脳裏にはアルファベットが続けてきた巨額の設備投資の回収に想定以上の時間がかかる可能性もちらついている。(IG証券)

クラウド年間収入を1.6倍に伸ばす...

 アルファベットはAIサービスの提供基盤となるクラウド事業が、1年間で収入を1.6倍に伸ばすハイペースで成長中である。しかし、事前見込みでは「クラウド事業の4~6月の営業利益率は約3年ぶりに前四半期よりも小さくなる見通し」...。
 アナリスト達の予想を更に下回る結果ともなると、売り方が俄然と勢いづき、個人投資家にとっては不安要素になりそうだ...。

付きまとう「設備投資の回収問題」...

 AIサービスをめぐっては、AI開発企業の間での「価格競争が始まっている」とみられており、投資家の脳裏にはアルファベットが続けてきた巨額の設備投資の回収に想定以上の時間がかかる可能性も想定される。
 アルファベットの株価は6月下旬までの急落後、足元でも最高値から1割以上安い水準で取引されており、22日の決算発表は不振の株価にさらなる追い討ちがかかるかもしれない...。

株価は「こなれてきた」が...

 アルファベットの株価(GOOGL)の14日の終値は359.51ドルで、前回の決算発表があった4月29日との比較で2.73%高。5月13日につけた最高値(402.62ドル)との比較では10.71%安にあたる。
 株式市場でAIブームの継続性への疑念が強まっていた6月26日に最高値から16.20%安の水準まで値下がりした後も株価回復の力強さを欠いている。

アルファベットの直近の株価と今後12か月の予想1株当たり利益(EPS)から算出される株価収益率(PER)
 ブルームバーグによると、アルファベットの直近の株価と今後12か月の予想1株当たり利益(EPS)から算出される株価収益率(PER)は14日段階で25.3倍。前回決算発表当日の26.6倍から割高感が和らいだ。
 前回決算発表からの約3カ月間で予想1株当たり利益が8.36%増えているにも関わらず、株価は2.73%高に留まっている結果だ。アナリストが提示する目標株価の平均は433ドルで、足元の水準よりも21%ほど高い。74人のアナリストのうち66人が買い、8人が維持を勧めている。(IG証券)

 編集後記

 大変高度な分析をされている記事を参考にしています。
 しかし、私なんぞは、所詮「決算期がない」個人投資家なので、株買いの結果、評価損が増加したとしても、中期・長期で挽回できるなら(強い信念を持っているなら)、買い進めばいいだけです。「付和雷同は御免だと」信念をお持ちの場合、バークシャーハザウェル社が1日で100億ドルの追加投資を決めたことをお忘れなく...。