2025/1/25 詳細 95,580,137円 155.897円/＄（日本株 : +811円）

　週末の金曜日、米国株は週末特有の下落を見せています。その内の一つは、タバコ銘柄の株価急伸です。何が楽しくて、将来の利益額が右下がりが確実視されているタバコセクターへ資金を投下するのでしょう。

　タバコ銘柄はディフェンシブ銘柄の最たるものですから、まさに『何が起こるか分からない土日のトランプ劇場に備えて一旦逃げ込んだ』という事なのでしょう。この対極には、値上がり過ぎている「AI銘柄」が鎮座していることは論を待ちませんが...。

　これって、投資ファンドでさえも、米国株の株価維持に不安感を持っていて、『崩れ易く』なっているとの認識が強まっている証なのではないでしょうか？

懐かしい煙草を燻らした時代...

　ところで、今の私はタバコを吸いませんが、「紫煙をくゆらした時代」がとても懐かしく思い出されます。特に、週末の土曜日などは極致です。最近は、煙草の代わりに「アルコール度数低めのビール」を早朝に飲むのが習慣となってしまいました。では、気を休めて、楽しい土日連休をお過ごし下さい。

AI銘柄の雄である「エヌビディア(NVDA)株」の動きは次のようなものでした。

一方、米国のタバコ銘柄「アルトリアグループ(MO)株」の動きは次のようなものでした。

　NVDA株はMO株と比べて、PER指標が６倍、出来高が何と２９倍、株価が３倍とめちゃ高く、逆に、配当利回りは比べようもない程に低いのです。

　NVDA株を「今、買い向かっている投資家」は、これからもハイテク企業のAI向け投資が莫大な利益をNVDAにもたらし、収益率や利益額が増加し続けて、「今の株価より高く購入する『バカな投資家』が絶対にいる。」と確信、せっせと買い込んでいるのです。