SBCメディカルグループホールディングス、米ナスダック市場に上場！

　2024年9月、湘南美容クリニックを展開する「SBCメディカルグループホールディングス」が、米ナスダック市場に上場しました。本日までに、同銘柄を３０株を購入しています。平均購入単価は１株当たり５ドル02セントです。

　同クリニックは、日本最大の【美容医療グループ】で国内外に166店舗を展開し、2023年度の売上高は1億9300万ドル（289億円）を計上しています。そして、売上高の「年平均成長率は5年間で24％」に達する大きな伸びを記録しているのです。

近い将来、美容医療クリニックが大病院を買収する

　日本では医療法人の上場が認められていないため、米国での上場となりましたが、株式公開の主目的は『日本国内の病院を買収する資金調達』にありそうです。

　これまで同グループは借入をせずに手元資金で国内クリニックを買収して規模を拡大してきています。しかし、病院買収は資金規模の桁が違うということから、上場して知名度を高めて資金を集める。そして、病院買収の狙いは「日本の公的保険市場」にあるのです。

　グループ代表の相川佳之氏は投資家向け説明会で、「一般医療は44兆円の市場がある。この44兆円を取りに行かないともったいない」と語る。

　公的保険を基盤とする日本の医療界では、たびたびトラブルを起こして世間を騒がす美容医療は邪魔者扱いされてきた。しかし、ここ数年で市場が急拡大。勢いをつけた美容医療業界が公的保険に進出する逆転現象まで起こりそうです。

ナスダック上場後、株価は54%下落。しかし...

　株価が下落しただけでなく、昨今、日々の出来高が極端に少ないです。ここ両日などは、本日が12,045株、昨日が3,000株、参考までに一昨日が15,300株でした。逆の見方をすれば、今がチャンスかも...。

テンバーガーを夢見て仕込む...

　株式を仕入れるのは株価が極端に安い時が決まりです。それは今なのです。目を閉じて、即買いです。少数株購入でも恥じることはありません。10株でも20株でもOK、買ったら『数年間、ほったらかし』にしましょう。気がづけば、テンバガー（株価が10倍以上に急上昇した銘柄）になっているかも...。美を追求するのは豊かになった証で、男女・各世代を問わず不変です

今後2年間の収益は年平均5.0%の成長

　今後2年間の収益は年平均5.0%の成長が見込まれていますが、米国のヘルスケア業界の成長率は6.6%と予測されています。

投下資本利益率（ROCE）

　ROCEは、企業が事業に投資した資本に対して税引前利益(パーセンテージ)をどれだけ稼いでいるかを評価するための指標です。アナリストは、SBC Medical Group Holdingsについて、次の式を使用して計算します。

投下資本利益率 = EBIT(利払い前EBIT)÷(総資産 - 流動負債)

0.40 = 9,000万米ドル÷ (2億9,600万米ドル - 7,200万米ドル) (2024年9月までの過去12か月に基づく)

　SBCメディカルグループホールディングスのROCEは40%です。これは素晴らしいリターンであり、それだけでなく、同様の業界の企業が稼ぐ平均10%を上回っています。

　新規企業であるが故に、瑕疵が隠れていることもあり得ますから、投資は失っても微動だにしない金額の範囲内で行いましょう。

• 株価が倍以上になった銘柄はマルチバガー (multi-bagger)、10倍になった銘柄はテンバガー (ten-bagger)と呼ばれます。