「チャイナ・テック8」対「米マグニフィセント7」
チャイナ・テック8とは?
「チャイナ・テック8(China Tech 8)」とは、ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)が選定した、中国のテクノロジー産業を代表する主要8銘柄の企業群です。米国の大手テック株グループ「マグニフィセント7(M7)」に対比される概念として用いられます。構成銘柄
チャイナ・テック8に含まれる主な8社は、以下の通りです。- アリババグループ(Alibaba Group)*ADRで保有中...
- テンセント(Tencent Holdings)
- 美団(Meituan)
- バイドゥ(Baidu)*ADRで保有中...
- JDドットコム(JD.com)
- シャオミ(Xiaomi)
- ピンドゥオドゥオ(PDD Holdings / Pinduoduo)
- ネットスイース(NetEase)
最近の動向
- 割安感の拡大:米国のマグニフィセント7と比較して、チャイナ・テック8は50%を超えるディスカウント(割安水準)で取引されています。
- AIと回復の鍵:世界市場がAI関連の勢いで動く中、中国テック株が株価の本格的な回復や米同業との格差(バリュエーション・ギャップ)を縮めるには、国内でのAI分野(エージェント型AIなど)における明確な進展や実需の証明が必要とされています。
米マグニフィセント7とは?
マグニフィセント・セブン(Magnificent 7 / M7)とは、米国株式市場を牽引する巨大テクノロジー企業7社の総称です。構成銘柄と概要
- Microsoft(マイクロソフト)*保有中...
- Apple(アップル)*保有中...
- NVIDIA(エヌビディア)*保有中...
- Alphabet(アルファベット:Googleの親会社)*保有中...
- Amazon.com(アマゾン・ドット・コム)*保有中...
- Meta Platforms(メタ・プラットフォームズ)
- Tesla(テスラ)
名前の由来
1960年の米国の西部劇映画『The Magnificent Seven(荒野の七人)』に由来します。更に、その映画は、黒澤明監督の日本映画『七人の侍』を基に制作されました。市場における影響力
- 圧倒的な時価総額: S&P 500指数全体の時価総額の約3割をこの7社だけで占めています。
- 高い成長性: AI(人工知能)やクラウド、半導体などの革新的な技術を背景に、高い利益成長と株価上昇を続けてきました。
- リスクと注意点: 市場の期待が一部の巨大銘柄に集中しているため、金利の変動や業績の減速時には株式市場全体への下落リスクも大きくなる特徴があります。
中国テック株、米国大手比の割安幅が拡大!
中国のテクノロジー株が米国の同業銘柄とのバリュエーション格差を縮めるには、国内のAIを巡る新たな材料が必要になると、ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)が指摘した。50%超のディスカウント
BIによると、中国の主要テクノロジー8銘柄「チャイナ・テック8」は、米大型テクノロジー7銘柄「マグニフィセント7」に対して50%超のディスカウントで取引されており、その差は今年最大となっている。先週、世界の市場がAI関連の勢いを背景に反発する中、こうした状況が中国テクノロジー株の重しとなっているという。 BIのアナリスト、マービン・M・チェン氏はリポートで「中国株は取り残された。国内のテクノロジー株が米テクノロジー大手で構成するマグニフィセント7に一段と後れを取ったためだ」と指摘。中国株低迷は、AIでの遅れ...
「米中競争でAIの果たす役割が増す中、中国株の回復が次の段階に進むには、エージェント型AIでより明確な進展が示されることが重要になりそうだ」と述べた。 トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は先週の首脳会談で、AIを巡る激しい競争について協議した。BIによると、米中の貿易休戦は安定をもたらす一方、短期的な上昇余地は限定的だ。 一方、8月の中国のAIチャットボットランキングでは、DeepSeek(ディープシーク)と字節跳動(バイトダンス)が上位を占めた。BIが別途示したところによると、中国国内の上位8つのチャットボットへのウェブ訪問数は7億8300万回と、過去最高に近い水準を維持した。(ブルムバーグ紙)
編集後記
有意来な記事を連発するブルムバーグ紙ですが、この夏から突如として「有料記事の配信」となりました。利益維持のため止むを得ないのですが、零細な個人投資家は残念ながら、「細々とした無料版」で対応せざるを得ない情勢となっています。