嘗て、アマゾンCEOの強気発言...

一世一代のチャンス

 アマゾンのCFOであるブライアン・オルサフスキー氏は、2026年4月に行われた同社の最新の決算説明会で次のようにコメントしました。
 「当社は今後も特にAI分野に多額の投資を続けていきます。AIは長期的な収益とフリーキャッシュフローを促進する可能性を秘めた大きなチャンスだと考えているからです」

 "We will continue to make significant investments, especially in AI, as we believe it to be a massive opportunity with the potential to drive long-term revenue and free cash flow," Amazon CFO Brian Olsavsky said in the company's last earnings call in April.

アマゾン、AI拡張に約2000億ドル

 アマゾン社は、単独でAI拡張に約2000億ドルを投じる計画で、これはテクノロジー業界における最大の設備投資額となる。
 同社は、生成型AIは一世代に一度のチャンスであり、この前例のない投資は正当化されるだけでなく、大きなリターンをもたらすと期待していると主張する...。

AMZN株価は、低迷を続けるが...

 アマゾンの株価は5月初旬のピークから18%以上下落し、年初来では1.7%の下落となっている。マグニフィセント・セブンETF(MAGS)は年初来7.4%下落している。

過去5年間で、株価は僅か33%の上昇...

 こうした状況にもかかわらず、アマゾンの株価はあまり人気がない。次ぎの「華麗なる7銘柄」の中で、アマゾン株は最もパフォーマンスが悪く、過去5年間でわずか33%しか上昇していない。(2026/06/24の時点)
  • AMAZN : 33.63%
  • AAPL : 120.1%
  • GOOGL : 183.4%
  • MSFT : 40.96%
  • NVDA : 949.7%
  • META : 65.07%
  • TSLA : 74.37%
 その事由の一つは、同社のeコマース事業は非常にコストがかかることが挙げられる。第1四半期のeコマース事業売上高は1,815億ドルと、目覚ましい数字だったが、利益率はわずか6.7%にとどまった。

過去5年間、テック株の推移グラフ

アナリスト評価は、良好だが...

 アマゾン株が下落しているにもかかわらず、ウォール街のアナリストたちはより楽観的な見方を示している。
 Koyfinのデータによると、アナリストたちの同株のコンセンサス目標株価は、4月末の284ドルから​​木曜日の時点で313ドルに上昇した。この最新の目標株価は、同株の直近の終値から38%の上昇余地を示唆している。
 Koyfinによると、現在、67人のアナリストのうち63人がAMZN株を「買い」以上と推奨しており、残りの4人は「中立」と評価している。

AWSの年間売上高、10年以内に6000億ドルへ...

 アンディ・ジャシーCEOは、AWSの年間売上高が10年以内に6000億ドルに達すると予測しており、これは以前の予測の2倍にあたる。このペースが続くとするなら、2025年のAWS売上高1287億ドルに基づくと、この分野の成長率は年間約17%となる。

アマゾンCEOの逞しい発言は続く...

 ジャシー氏は、AIに関して「非常に大規模なビジネスを構築するまたとない機会であり、非常に明確で重要な需要シグナルも得ている。我々は単にAIが大きな市場になることを期待して2000億ドルの設備投資を行っているわけではない。」と述べた。

編集後記

「アマゾン神話」なるものがあって、それを信じる方々は投資継続されています。ドッコムバブル崩壊時、アマゾン株も散々売られていましたが、今の状況は「BIG X」です。株式投資は、正念場までに投資することが肝要なので、「丁半博打」と似たようなところがあります。
 アマゾン株は、テック株主体のETFの株価推移と比べても、次のように大きく見劣りしている状況です。
アマゾン株の株価推移は、ETFの足下に及ばず...