2022/05/05 取引状況

 現地時間の午後2時30分からパウエル議長の会見が始まり、急激な金利引き上げ幅を想定していない旨発言があったことで、市場の残り一時間程の間、売り方の買戻しを巻き込んで平均株価が急伸して引けました。
 しかし、想定外と言っても、6月に0.75%超の引き上げ幅であって、金利を引き上げること自体に変わりはありませんから、今回のような株価反発を過信してはいけません。基調は変わっていません。

投下資金を調達する

 私はこれ幸いとばかりにこの反発を利用して、売却したかった3万ドル近い某個別銘柄を成り行きで売却、Myポートフォリオをホンの少し『身軽に、スリムに』整えて、投下用フリー資金をゲットしました。
 何度も言いますが、今日の株価急伸は一時的な買戻し現象の一角に過ぎず、今後も株価の下落基調が続くことは「FRBが想定している金利水準」から避けられないので、保有する景気敏感銘柄の比率を幾分引き下げたのです。


・配当等の年間見込み額 $63,687.12(*一時的に減少)
・配当等の年間見込み額(円貨) 8,223,280円
・〃月額見込み(税引き) $3,715.08
・〃月額見込み(税引き、円貨) 479,691円
・現在の為替相場 (円/ドル) 129.12円
・今年の配当等受領済額(税引) $10,278.01
・一時的な借入金(参考) -$2,710.66
・入金予定額(参考) $3,073.75
・現在の投資純資金 $21,356.19(*大幅に増加)
・現在の投資純資金(円貨) 2,757,511円


 4日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、前日比932ドル27セント(2.8%)高の3万4061ドル06セントで終えています。上昇幅、上昇率とも今年最大でした。景気敏感株やハイテク株など幅広い銘柄が買い直されました。
 4日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が0.75%の大幅利上げに【消極的な姿勢】を示し、急激な金融引き締めの観測が後退したからです。余りにも、過剰反応気味ですが…。


 午後2時のFOMC結果発表後、株価の動きは小さかったです。FOMCでは通常の2倍となる0.5%の利上げと、保有資産の圧縮の6月開始を決めていますた。この内容は市場の想定通りでした。
 相場の流れが一変したのが、午後2時30分から始まったパウエル議長の会見中からです。パウエル議長は質問に答える中で「0.75%の利上げを委員会は積極的には考えていない」と発言したのです。今後2回の会合で、0.5%ずつの利上げを検討するという事です。金利先物市場では6月会合で0.75%の利上げが織り込まれていただけに、急激な利上げ観測が和らいだのでした。
 市場では「FRBのタカ派姿勢を警戒して株価指数先物を売っていた投機筋が買い戻し、相場の急上昇につながった」(インガルズ・アンド・スナイダーのティム・グリスキー氏)との声が聞かれました。この結果、売り方の巻き戻しも始まって、主力株は軒並み大幅高となりました。こうなれば誰も止められません。ナスダック総合株価指数も3日続伸し、前日比401.099ポイント(3.2%)高の1万2964.856で終えました。




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