不透明感が消失して、3大株価指数が大きく上昇...

  本日の『米国株上昇』と『長期金利低下』を想定していた方は、どれ程いらっしゃったでしょうか? 「ジャクソンホール会議でテーパリング示唆」で煽りまくっていたマスコミやアナリスト達は、何処から活動資金を得ているのか? 毎度のことながら「大山鳴動して鼠一匹(たいざんめいどうしてねずみいっぴき)」で終わりました。

 本日の東京市場(NY市場の1セクションである「日本セクター」と断言)は定番どおり下落しましたが、ナスダック指数は過去最高値を更新しました。今や日本株と米国株への投資先の違いが、資産形成に大きな影響を与えています。米国株に乗り遅れた方、今からでも遅くはありません。では、皆さん方、よき週末をお楽しみ下さい・・・。

米国資本主義の底力

 月末に近い週末(金曜日)にも拘わらず、軽々と過去最高額を超えて上昇する米国の株式市場。このブログでも幾度となく申し上げているとおり、投資家気質の差が日米で大きく異なります。日本では週末は一旦現金に戻して様子見がベター。次週の事は次週に入ってから考えることがベター。これでは株式市場が一向に活況とはなり得ません。

  • ダウ平均は、前日比242.68ドル(0.69%)高の3万5455.80ドル。
  • ナスダックは、前日比183.69(1.23%)高の1万4945.81。
  • S&P500種は、前日比39.40(0.88%)高の4509.40。
  • 米国債10年利回りは、前日比0.039(▼2.87%)安の1.305%。8/28 05:10現在
  • WTI原油先物は、前日比1.30ドル(1.93%)高の68.72ドル。8/27 05:10現在

8/28 不透明感が消失して、3大株価指数が大きく上昇...

ポートフォリオ時価等

 株式評価総額は938,634.88ドル(円貨換算額 103,071,496円)、株式評価損益額は前週末から19,458.67ドル増170,597.79ドル(円貨換算額 18,733,343円)と、前日の評価額からも大きく値を上げて共に過去最高額を更新しました。ポートフォリオ内ETF構成比率は幾分下がって90.35%でした。
 私事ながら、月末には某生命保険の満期返戻金が手元に届きます。漸く、軍資金を得て勢いづくところですが、ここまでNY市場の株価が上昇すると気が失せます。しかし、ここまで来たなら時価100万ドルを目指して辛抱するしかないでしょう^^。

本日の主な取り引き

 景気敏感銘柄に関心が移り、ソッポを向かれた医療セクターの「XLV ヘルスケアセレクトセクターSPDRファンド」5株と公益企業体セクターの「XLU 公益事業セレクト セクター SPDR ファンド」4株、収集中であるシンガポール総合指数の「EWS iシェアーズMSCIシンガポールETF」6株を買い増ししました。平均株価が上昇する中、これら銘柄は前日終値を下回る状況でしたので…。なお、売却した銘柄はありません。


8/28 本日の主な取り引き

簿外管理と枠外管理

 本日、シンガポール株価指数が下がっていたので、寄り付き後に「EWS iシェアーズMSCIシンガポールETF」6株を追加購入しています。そろそろ、枠外で収載しているアクティブETFへの売りも一息ついた感じですかね。


気になる時事記事

テーパリング示唆は近い、ドルと株上昇に備えよ

 8/27の日本時間18:05に掲載されたブルムバーグの記事です。もう一日早く掲載していれば、株式市場に臨む姿勢が幾分か変わっていただろうにと・・・。惜しまれます。


  パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は債券購入のテーパリング(段階的縮小)が年内に始まることを強く示唆し、ドルと株式相場の上場を引き起こすだろう。ブルームバーグのマーケッツ・ライブ・ブログ(MLIV)チームでは大方のストラテジストがこう予想している。

  MLIVチームはテーパリングが米国債利回りとドルを押し上げると考えている。また、S&P500種株価指数の最高値更新も予想している。MLIVチームの予想するシナリオは以下の通り。(ブルムバーグ 2021年8月27日 18:05 JST)

  1. ブルームバーグ・ドル・スポット指数が20日の日中高値を上回る可能性
  2. 連邦準備制度がジャクソンホール会合(カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム)でテーパリングのガイダンスを出さない場合も、質への逃避によってドルが上昇し得る
  3. 新型コロナウイルスのデルタ変異株への懸念から金融当局がテーパリングを遅らせれば、景気減速懸念で株価は下落する可能性
  4. 景気堅調を背景にテーパリングを開始できれば、S&P500種は最高値を更新するだろう

パウエル議長、テーパリングを年内に開始し得る

 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、WEB形式で実施した年次シンポジウム(ジャクソンホール会合)で次のように言及しました。

  1. 経済動向(インフレ目標、労働市場)が、想定どおりに進行した場合、年内にもテーパリング(段階的縮小)開始となり得る。
  2. 「債券購入プログラムの縮小開始」と「利上げが始まる」は、必ずしもリンクしないと捉えるべきである。


中国、アルゴリズム活用のハイテク企業管理へ

 こうも次々と規制強化を発表するとは、投資家の想定外でどこに向かうのか、これにブレーキを掛けるものは何もないのか、着地点は何処なのか、独裁国家に資金を預ける・入り込むと恐ろしいものです。 


 中国当局はインターネット上で動画などのコンテンツを推奨するため、アルゴリズム技術を活用するハイテク企業に課す広範なルールの適用を目指している。

  国家インターネット情報弁公室は27日、30項目から成る「アルゴリズム推奨管理規定」草案を公表。「中毒または大量消費を助長する」慣行や国家安全保障を危険にさらし、社会経済的秩序を混乱させる活動を禁じるとルールだとしている。

  動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を運営する北京字節跳動科技(バイトダンス)やテンセント・ホールディングス(騰訊)、快手科技といった企業に直接影響する規定となる可能性がある。

  同弁公室は30日間にわたり同草案への意見募集をすると説明。新ルールの実施時期は明らかにしていない。同弁公室がこうしたルールどのように実行に移し、どの企業が影響を受けるかは明確ではない。アリババグループなどの国内勢に加え、米アップルなど外国企業にも影響が及ぶ可能性もある。(ブルムバーグ 2021年8月27日 15:57 JST)


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