3大株価指数は揃って下落、売りに押される...

  3大株価指数は、6日営業日ぶりに下落しました。ここ数日間、上げに次ぐ上げが続いていたこともあり、売り圧力が増していたこと。これに、上海市場と香港市場の連日の株価下落がスイッチを押したようです。

 但し、取り引き終了が近づくに連れて広範囲な買戻しが見られたこと、ディフェンシブ銘柄は総じて上昇していたことから、中国発の新情報が発出されない限り、ごく短期的な株価調整の範囲内(ノイズ)で終結、米国株の上昇傾向が途切れることはないとみています。同じ理由で下げ続ける相場はないですから・・・。

  • ダウ平均は、前日比85.79ドル(▼0.24%)安の3万5058.52ドル。
  • ナスダックは、前日比180.14(▼1.21%)安の1万4660.58。
  • S&P500種は、前日比20.84(▼0.47%)安の4401.46。
  • 米国債10年利回りは、前日比0.037(▼2.87%)安の1.239。7/28 06:40現在
  • WTI原油先物は、前日比0.00(0.00%)の71.91。7/28 06:40現在

7/28 3大株価指数は揃って下落、売りに押される...

7690億ドル(約84兆8800億円)の時価総額が吹き飛ぶ

 米国株式市場の中国株ADRの株価下落に関しては、この数カ月だけでもとてつもない金額が吹き飛んだとの報道がありました。今後、株価上昇がなければ、世界の投資家が既にこの金額を負担した、あるいは将来にわたって負担する、という類のものです。

 中国当局によるテクノロジー、教育産業に対する締め付け強化が世界に衝撃を与えており、このわずか5カ月で7690億ドル(約84兆8800億円)の時価総額が吹き飛んだ。

 米国で上場する中国の大手98社で構成するナスダック・ゴールデン・ドラゴン中国指数は、この日に7%下落。23日には8.5%下げており、2営業日での下落率は15%と、2008年以来の大幅な下げとなった。(ブルムバーグ 2021年7月27日 6:43 JST)

米スタバ、韓国合弁の持ち分を売却 直接保有から撤退

 気になるニュースとしては、米国スターバックスが韓国から撤退して、ロイヤリティー形式営業に特化するとの報道がありました。どのような背景があるのか、現段階で詳細は不明です。

[26日 ロイター] - 米コーヒーチェーン大手スターバックスは26日、韓国合弁の持ち分50%を合弁相手である新世界グループのイーマートとシンガポールの政府系ファンドGICに売却すると発表した。直接保有する形式から撤退する。

現在50%を保有するイーマートは、追加で17.5%、4740億ウォン(4億1189万ドル)相当を取得する。これによる韓国法人の評価額は23億5000万ドル。GICが残りの32.5%分を取得する。90日以内に完了する予定。

スターバックスは韓国78都市で1500以上の店舗を展開。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)下でも、2020年の売上高は3.2%増の1兆9300億ウォンとなった。(2021年7月27日3:09 午後)


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