今回の米国株上昇に乗り遅れた、個人投資家の方へ...
余程の信念がない限り、ここまで米国株が高騰したなら、今からジタバタしても既に遅いので、暫く静観することです。
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インデックス系投資やETF投資にしても、「株式の買い増し」はまだしも、「新規投資」に虎の子の資金を投下すると『一概、米株が下りベクトルとなった時』に目も当てられません。静観する・休止するのも相場の一環です。
(燃える闘魂「猪木」 対 巨人「アンドレ」戦。まるで子供と大人...)
機関投資家は、いずれ株式を売って来る...
長期保有を指向している個人投資家ならいざ知らず、四半期ごとに利益を計上する必要に迫られたファンドマネージャー(職業投資家)は、保有株式の株価が上がった段階で利益を確定するために売り始めます。
それも、単に保有株式だけを売却するのではなく、売り浴びせ(空売り)を絡めて『ダブル(現物売り・オプション売り)で利益を出す』ことを非常に好みます。次にやって来るであろう「株価下落時」・「株価暴落時」に、資金を確保しておくことが絶対に必要なのです。
米国市場では、借入金の比率が高い...
米国市場では、現物取引以外にも3倍程度の信用取引、更に賭け比率が高いオプション取引をファンドマネージャーや個人投資家も好みます。
もちろん、個人投資の間では、借入金(年利8%相当の金利)でギャンブル(国民的に賭け事が好き)も盛んですから、中長期だけでなく超短期志向の投機比率も高いのです。
米国市場では、年に数回、買い場(株価下落)が現われる
これを逆手に取れば、株価が一旦下げに向かうと、暫くは止まらない事になります。誰も彼もレバレッジ投資(借入金での投資)が主体なので、個人・法人共に利益確定に動かないと破産の恐れがあるからです。箴言に『一日で終わる株売りは無い』があります。
このため、米国市場では「年に数回、大きな(中程度の)下げ相場が現われる」と云われる所以です。次の購入チャンスは、この時にガッチリと掴むことです。